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<あらすじ>
蛍を見に行った夏目は、沼を見つめる男性とその傍に寄り添っている妖怪に出会う。
その男性は昔は妖怪が見えていたと聞いた夏目は、何故見えないのに沼に来ているか気になり始める。
そして自分にも何か出来ないだろうか?と考えはじめるが・・・


<感想>

「それでもかまわない。私がいなくても、あのひとは笑ってくれる。」
今回の夏目は今までとは少し違う悲恋物語でした。
でもやっぱり夏目は夏目で暖かくて、切なくて素敵なお話でした。

妖怪が見えるのがコンプレックスで今まで人にばれないように過ごしてきた夏目。
妖怪なんて見えなかったら良かったのに、と思い続けてきたはずなのにこのお話でそれを夏目は否定します。
沢山の妖怪達と関わって、ニャンコ先生と名前を返し続けてきた夏目の本音が漏れたんでしょうね。

愛し合っているのに、突然見えなくなってしまう。
見えているのに、相手は気づいてくれない。自分の声が伝わらない。
「会いたい!もう一度!」と叫ぶ章史さんの後ろで立ちつくすホタルの姿が、見てられなかったです。
「俺のこと、嫌いになってしまったのか!?」
そんな事はないのに。私も好きよ。って伝えたいのに。___届かない。
ホタルの事が大好きで、長年ずっと独身で沼に通い続けた男性。
そしてやっと心から愛せる結婚相手を見つけます。
自分の気持ちを伝えないまま、唐突に終わってしまった恋。
ホタルのほうも夏目を抱きしめたとき、今まで抱え込んでいた思いが飛び出したのでしょうか。

蛍の妖怪は一度だけ虫の姿に戻ることが出来る。しかし、そうすると寿命は普通の蛍と同じになってしまう。
「もう一度だけ、虫の姿でいいからあの人に会いたい」
必死で止めた夏目を振り切って、飛んでいってしまうホタル
仲良く歩く二人を包み込むように飛び回る沢山の蛍の姿がまるで結婚を祝福しているように見えました。
章史さんもホタルの想いに気づいてくれて、二人がもう一度だけ会うことが出来て、本当に良かったと思います。

もし妖怪が見えなくなっても、気持ちは心だけは残るんだと感じた夏目がすごく印象的でした。


そして恒例の今回のニャンコ先生。
あの、ちぢれ麺って何ですか!?(笑
なんかアニメのニャンコ先生は原作と違ってテンションがはっちゃけてる様に見えます。
今回のはちょっと吹きました。そのままですよ!!
それでも可愛いく見えるのはどうしてでしょう?

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テーマ:夏目友人帳 - ジャンル:アニメ・コミック



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